吐き気や嘔吐
嘔吐とは、胃や腸にあった食べたものや水分を口から出してしまうことです。似たような症状として吐出というものがあります。吐出とは、食べたものが胃にたどり着く前に逆流して口から出てしまう状態ですが、これらの見分けは難しいです。時には咳が出て粘液がたくさん出たものを嘔吐と勘違いしてしまう場合もあります。どんなものを、どれくらいの量、何回くらい、どんな様子で吐いたか、がわかると診断に役立つことがあるので、よく見てあげるようにしてください。一日に何度も何度も吐く、水を飲んでも吐いてしまう、何日もはき続けているなどは重症です。すぐ受診するようにしてください。
吐かないまでも吐き気がある場合は、よだれの量が増えたり、つばを飲む回数が増えたり、しんどそうにする、震える、隠れる、あくびをする、唇をなめる、「おえっ」となる、などの症状がみられるようになります。嘔吐を引き起こすスイッチは体中にあります。消化管や脳をはじめ、腹膜、膵臓、肝臓、腎臓、膀胱、生殖器など至る所にあるため、これらのどこに異常があっても嘔吐は起こり得ます。また、乗り物酔いや中毒でも嘔吐は起こりますし、わんちゃんの場合おなかが空き過ぎても吐いてしまうことがあります。ねこちゃんは毛玉がおなかにたまると吐き出しますが、これは過剰でなければ異常なものではありません。
☆考えられる原因
- 腸閉塞
- 胃腸炎
- 膵炎
- アレルギー
- 寄生虫
- 潰瘍
- 腫瘍
- 異物
- 胃捻転、胃拡張
- 食道裂孔ヘルニア
- 巨大食道症
- 血管輪異常
- 炎症性腸疾患
- 腸重積
- ウイルス感染(パルボウイルスなど)
- 便秘
- 中毒、薬剤反応性
- 尿毒症
- ホルモン性疾患(副腎皮質機能低下症、甲状腺機能亢進症、など)
- 肝疾患、胆嚢疾患
- 神経疾患
- 子宮蓄膿症
- 敗血症
- ストレス
- 熱中症
- 痛み
など
嘔吐がみられた際は、状況や重症度に応じて血液検査やレントゲン検査、エコー検査などを行うことがあります。
