息をするのが苦しそう
呼吸は酸素を取り入れるための運動ですが、わんちゃんねこちゃんにおいては体温調節のためにも重要な働きをしています。速くて浅い呼吸をしているときと深くて遅い呼吸をしているとき、どちらも呼吸が苦しい状態の可能性があります。また、肘を外に向けて首を伸ばして座るような変な姿勢(犬座姿勢)を取ったりすることもあります。
呼吸が苦しそうなときには、空気の通り道、肺、その周囲に異常があることが多く、心臓の異常が呼吸器の異常につながることも多いです。また、呼吸を支配する神経や呼吸に関わる筋肉の異常の場合もあります。さらに、呼吸が早いというだけであれば、ストレス、興奮、痛みがある、暑い、などといった原因も考えられます。ブルドッグやパグなどの顔の平たい犬種(短頭種)は鼻やのどが狭いことが多いため、呼吸に異常をきたしやすいので注意が必要です。呼吸がうまくいかないと酸欠だけでなく熱中症にもなりやすいため、呼吸を楽にしてあげるための手術を行う場合もあります。
呼吸が苦しそうな状態に気づいたときは、部屋が暑すぎないか確認したり、興奮させないよう注意しながら受診されることをおすすめします。特に舌の色が白や紫になってしまっているときは緊急ですので、できるだけ早く病院に連れて行きましょう。ねこちゃんが運動後など以外で口を開けて呼吸しているときも重症のことが多いので、すぐにご相談ください。病院では酸欠にならないよう酸素をかがせてあげることもあります。
☆考えられる原因
- 喉頭麻痺
- 喉頭炎
- 軟口蓋過長
- 気管支炎
- 気管虚脱
- 異物
- 肺水腫
- 胸水
- 気胸
- 肺炎
- 腫瘍
- 肺線維症
- ぜんそく
- 肺気腫
- 中毒
- 貧血
- おなかの腫れ:ヘルニアや腫瘍など
- 太りすぎ
- 熱中症
など
呼吸困難の場合は酸素をかいでもらったり、聴診やレントゲン検査で肺・心臓の状態を確認したりする検査を行います。また、血液検査で貧血を確認したり、他の臓器の異常から来たものではないか確認します。
